「俺だってやってるのに、なんでまた怒られるんだろう…」
洗い物もした。
子どもも風呂に入れた。
寝かしつけも手伝ったつもりだった。
それでも、パートナーから返ってくるのは、
「全然足りない」「私ばっかり」といった不満の言葉。
「ちゃんとやってるつもりなのに…」
その“つもり”が、相手に届いていないだけかもしれません。
この記事では、
共働き家庭でよくあるすれ違いを減らし、
「怒られないパパ=伝わるパパ」になるための行動リストを紹介します。
・パートナーの怒りポイントが理解できる
・“感謝される行動”と“空回りする行動”の違いがわかる
・今日から家庭の空気がやわらかくなるヒントが見つかります
「やってるのに伝わらない」を「やってくれて嬉しい」に変えませんか?
怒られるパパの「共通点」は”見えてない”こと
共働き夫婦の多くは、
家事も育児も2人で分担している…はず。
でも現実には、
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ゴミ袋を交換する
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子どもの着替えを出しておく
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園の持ち物チェックをする
など、小さな気づきと判断の連続が求められる。
この「気づきの家事」が見えていないと、
「何も考えずに言われたことしかやってない!」と怒られる結果に。
「やることリスト」より「気づき力」が問われている
言われたことをやる=タスク実行型のパパと、
察して動く=共感・気づき型のママ。
このズレが続くと、
「やってるのに感謝されない」
「言わなきゃやらないの?」という不満が爆発します。
だからこそ必要なのが、
“言われる前に気づいて動く”という「伝わる行動」です。
怒られないパパになるための”伝わる行動”リスト
ここからは、共働き夫婦のよくあるシーンごとに、「パートナーに喜ばれる行動」を具体的に紹介します。
【朝編】 忙しさとイライラが同時にスタートする時間帯
✅ 子どもの食事を自分から用意する(何を食べるか迷わせない)
✅ 保育園の準備をチェックし、前夜に整えておく
✅ 「時間大丈夫?」と気にかけて声をかける
✅ 玄関を整えておく(靴や傘の配置も地味に大事)
【仕事中編】 家にいない時間帯も“存在感”を出せるか
✅ 「今日は○時に帰れそう」と共有しておく
✅ 忙しそうな日は「無理せずね」とLINEひとつ送る
✅ 保育園のお迎え交代が可能か提案してみる
✅ 家事・育児アプリを使ってToDoを共有する
【帰宅後〜夜編】 一番ケンカが起きやすい時間
✅ 子どもの様子をまず聞く(「今日どうだった?」と声かけ)
✅ 食器を自分から洗う/拭く/片づける
✅ 洗濯物を“しまう”ところまでやる
✅ お風呂掃除&次の日の準備もセットで完了させる
✅ 寝かしつけ後に「今日もありがとう」と言葉をかける
【休日編】 油断すると“ワンオペ”化する危険日
✅ 午前中の予定を提案して「主導権を持つ」
✅ 子どもと遊ぶ時間を“スケジュール”に組み込む
✅ 家事を丸ごと引き受ける“ワンマン家事タイム”を持つ
✅ 「ひとりの時間つくるね」とパートナーに休憩を与える
「何をするか」より「どう伝わるか」が大切
よくあるNG発言:
「何かやろうか?」→(=言われないとやらない人認定)
よくあるOK行動:
「俺が洗濯しておくね」「ご飯、先に子どもにあげておくね」
→ 自主的・具体的・迷わせない行動は“伝わる”!
ポイントは、「見える化」+「共感力」
パートナーのイライラは、
行動そのものより、“気持ちがわかってもらえていない”ことから来ている場合が多い。
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「今日、子どもめっちゃ大変だったでしょ。お疲れ様」
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「片づけしてくれてたの気づいたよ。ありがとう」
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「夜ご飯、味付け変えてくれた?おいしかった」
このように、「あなたの努力、見えてますよ」という言葉がけは
愛情と理解のダブルパンチで伝わります。
怒られない=“味方”であるという証明
怒られないパパとは、
“何も言われない”パパではなく、
“心から信頼される味方”のこと。
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愚痴を聞いてあげられる
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感情を否定せず受け止める
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困っていることに気づける
そんな「人間的な共感力」が、
一番伝わる“家事スキル”かもしれません。
「一緒に頑張ってくれる人」
それが、パートナーが本当に求めている存在。
あなたが家庭で果たすべき役割は、
“手伝う人”じゃない。
“共に暮らす人”であり、“心を支え合う人”です。
だからこそ、
動く前に言葉をかけてみる。
行動のあとに感謝を伝えてみる。
その繰り返しが、信頼と安心を築いていきます。
今日からできる「怒られないパパ」3つの習慣
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「言われる前に動く」クセをつける
→ 最初は1日1つでOK。自分からの提案を増やしてみる -
「見えない努力」に気づく努力をする
→ 感謝されたいなら、まず“感謝を伝える”ことから -
「家族会議」の時間を週に5分だけつくる
→ 気持ちや役割をすり合わせる場があると不満の芽が減る
最後に
怒られないパパになることは、
「何もしないようにする」ことではなく、
「家族と心を通わせる行動を選べる人になること」です。
あなたの一つ一つの行動が、
今日の家庭の空気を変えていきます。
「やってるつもり」の壁を越えて、
“伝わるパパ”へ。
今日から、ほんの少しずつ始めてみませんか?